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格闘技チャンネル

第5クール分放送予定表
第21回 『UFCJAPAN』適当DVD観戦記
第22回 『PRIDE武士道其の五』適当予想(+結果発表)
第23回 『プロレス≠ファイティング・オペラ』
第24回 『合気道の真実を適当に暴く』
第25回 『PRIDE28』適当予想(+結果発表)
過去の放送はこちら

クール 21回目放送 (通算放送回数68回)

『UFCJAPAN』適当DVD観戦記2004年10月5日

 TSUTAYAにふらっと立ち寄ってみると、DVDの中古コーナーが新しく設置されていました。まぁ、特に買いたいものも無かったんですが、とりあえず掘り出し物がないかをチェックすると‥‥格闘技系のDVDが、ズラリ。
 思わず鼻血が出ました(嘘)。で、気が付くと、『THE ULTIMATE FIGHTING CHAMPIONAHIP JAPAN』というDVDを持ってレジに並んでいました(笑)。
 取敢えず今回は、そのDVD観戦記です。

 第一試合
 大石幸史VSラバーン・クラーク

 2人とも全く知らないので、とりあえずネットでチェック。

 大石はパンクラスで活躍しているファイターらしいです。勝率はけっこう良い方に見えますが、相手選手がイマイチ知らない選手ばかりで‥‥まぁ、自分の無学なだけなんですが。

 ラバーン・クラークはボクシングから入った総合ファイターのようで。戦績を見ると、なかなか強そうな感じですが、高瀬大樹に負けてるみたいです‥‥強いんだか弱いんだか‥‥。

 試合展開は、7:3でラバーンという感じ。
 決定的にラバーンが強い、という訳ではないけども、試合のペースをつかんでいるのは確かにラバーン。打撃で徐々に大石を押してゆきます。
 微妙に見所が無く、そのままラバーン有利で判定勝利‥‥。

 本当に微妙です。



 第二試合
 美濃輪育久VSジョー・スリック

 とりあえず、美濃輪が若いです。
 そして、相変わらず妙な雰囲気を持っています(笑)。こういう雰囲気は、出そうとして出せるものじゃないんで、貴重な人材だと思います。
 で、試合展開も美濃輪らしい不思議一杯の展開に。

 終始ジョー・スリックに押されていたのが、いきなり3Rでハイキック一発をかますと、見事にヒット。
 ジョー・スリックが出血し、そのままドクター・ストップ。
 ドラマチックというか、プロレスチックというか(笑)。とにかく、美濃輪が関わると、どんな試合であれ、途端にプロレス風味が増すのは美味しいです。

 良いなぁ、このキャラ(笑)。


 第三試合
 本間聡VSロン・ウォーターマン

 本間聡については、よく知らなかったんでネットで検索してみたのですが‥‥うまいページに引っ掛からず。うーん、とりあえず、修斗、K-1などで活躍したという事だけは分りました。

 試合開始早々、本間聡、腰引けすぎです(笑)。多分、ウォーターマンのタックルを警戒しての戦略だと思いますが、それにしてもへっぴり腰です。
 で、予想通りウォーターマンはタックルに来るわけですが、本間が思いっきり後ろに逃げるのでタックルが外れます。それでも、しつこく追ってくるウォーターマン。赤ちゃんのヨチヨチ歩き状態になって、やっとキャッチです。

 キャッチしてからのウォーターマンは、そりゃもうワンサイドゲームです。
 上の状態から、金網に押し付けて殴る・殴る・殴る。蹴る・蹴る・蹴る。
 本間も下からの関節技を狙う見せ場がありましたが、うまく決まらず。ほぼ3R・15分、フルにウォーターマンが上を取ったままでゴング。

 まぁ、今と変わらないロン・ウォーターマンが見れました。


 第四試合
 菊田早苗VSユージン・ジャクソン

 ユージン・ジャクソンの紹介で『彼は寝技を好みません』というフレーズが出た時、ちょっと期待したのですが‥‥付き合ってるじゃん、寝技(涙)。
 寝技を好まないというよりも、寝技が苦手なだけじゃないか、と思うのは僕だけですか?


 第五試合
 ティト・オーティスVSヴァンダレイ・シウバ

 当時はPRIDEでも大きな地位を築いていなかったヴァンダレイ(そうだったら、PRIDE側がUFCには行かせないでしょう)。
 ミドル級チャンピオン決定戦という事は、UFCでは厚遇されていたんですかね?
 ただ、ちょっと調べてみると、この時のヴァンダレイは、大してUFCでは戦績を上げていないような‥‥。
 PRIDEにも徐々に参戦して来たあたりなので、その辺りの活躍も考慮されていたんでしょうか?

 試合は、今では中々見れない『終始ヴァンダレイが下になる』という展開。良く見ると、この当時のヴァンダレイは、グラウンドテクニックがちょっと下手気味です。
 ティトが上に乗ると、そこからの対処方は『ひたすら耐える』の一点張り。確かに、これだとドントムーブのかからないUFCではキツイです。

 多少、シウバ反撃のチャンスはあったんですが、ティトにうまく潰されて5Rの判定まで。もちろん、ティトの勝利。俗に言う、ノーギャンブルファイトそのままでした。
 シウバの負け方があんまりにアッサリしていたので、正直衝撃はないです。シウバもこの当時から、かなり進化しているので、今ならこんな風に負ける事もないでしょうし。

 正直、今だったら立場が逆転してるだろうなぁ。


 第六試合
 安生洋二VSムリーロ・ブスタマンチ

 当時の総合格闘技の状況が分らないので、何とも言えないんですが、僕としては『この2人でメインマッチ張れたのかぁ』とザンシンな驚きでした。
 安生に関しては、『ヒクソンの道場に行って、ボコボコにされた人』ぐらいのイメージしか無いのでネットで調べてみると‥‥結構波乱に飛んでますね。UFWで流浪のプロレスラー人生を送ったようで‥‥まぁ、現在はハッスルシリーズでアンジョー総司令官という役を‥‥スイマセン、これは別人ですね(笑)。

 一方のブスタマンチは、カーウソン・グレイシー柔術所属になっています。ブラジリアン・トップ・チーム(BTT)ではないので、ちょいとチェック。BTTの公式HPでは、2000年の4月にBTTは創設されたようです。で、このUFC25は2000年4月14日。時期的には微妙な所ですねぇ。
 まぁ、この時はカーウソングレイシー柔術だったんでしょう。

 試合展開は、さすがの試合巧者、ブスタマンチが終始リードします。
 安生をスッ転ばせると、終始上をキープしたまま、関節技を狙っていきます。グラウンドテクで、ブスタマンチに勝てる相手はそうはいないはず(いやまぁ、この間中村に負けちゃったけど‥‥)。

 で、2R開始直後にアッサリ首固め。

 

 総括

 衝撃のKOシーン!
 というのが無かったので、全体的に冗長な印象を受けました。
 しかも、演出がかなりアッサリしているので、更に淡々としているような気が‥‥。まぁ、これがUFCの味と、言ってしまえばそれまでなんですが。
 PRIDEに慣れている自分にとっては違和感ありまくりの興行でした。
 少なくとも、5試合目と6試合目は順番逆だろう、と強く主張してみたいと思います(笑)。
 コアな格闘技ファンのための総合格闘技、という雰囲気です。


 おまけ

 UFC51が、日本で開催されるという話だったので、その予習の意味合いも込めて見たかったのですが‥‥当のUFC51が開催延期‥‥。
 フランク・ミアの欠場(1年程度の怪我らしいですね‥)が理由らしいんですが、どうもうそ臭い‥‥。別に、フランク・ミアがいなくても興行は成り立つでしょう?

 

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クール 22回目放送 (通算放送回数70回)

『PRIDE武士道其の五』適当予想(+結果発表)2004年10月9日(適当予想)
2004年11月2日(結果発表)

 さて、世間は台風で大騒ぎですが、格闘技チャンネルでは相も変わらず、格闘技予想を淡々と進めて行きたいと思います(苦笑)。
 正直、台風で半引きこもり状態になってしまうと、こんな事ぐらいしか出来ることがないんですよね。
 まぁ、という事で、今回は『PRIDE武士道其の五』の適当予想です。武士道シリーズは的中率が低いので、気合入れていきます!


PRIDE武士道其の五 全試合予想



■第壱試合■
滑川康仁 vs マウリシオ・ショーグン

○予想勝者
マウリシオ・ショーグン

 "PRIDE武士道其の弐"で、キレイなネックロックを見せた滑川。日本人の中では強いのかもしれません。
 ただ、相手はニンジャの弟のショーグン。あのアグレッシブさには太刀打ちできないようが気がします。
 今回はショーグン勝利で予想します。

○勝者

 マウリシオ・ショーグン(予想的中)

○意見

 場数を踏んで、残虐性がアップしたショーグン。次世代型シウバは彼になりそうな予感‥。



■第弐試合■
戦闘竜 vs マル“ザ・ツイン・タイガー”


○予想勝者

 マル“ザ・ツイン・タイガー”

 4月のGPから、完全に気配を消していた戦闘竜ですが、電撃復帰です(笑)。ただ、藤田のように、敢えて気配を消していたわけじゃなく、単に何の情報もなかっただけだと思いますが‥‥。
 総合2戦目の戦闘竜が勝てるようには思えないので、マルさん勝利です。

○勝者

 戦闘竜(予想外れ)

○意見

 体重が多少絞れたのか、総合向きな体型になりつつある戦闘竜。技術的にはイマイチですが、前に出るアグレッシブさは好感が持てます。今回は、マグレ的な勝ち方をしましたが、大晦日では文句無しの完勝をお願いします。

■第参試合■
今成正和 vs. ルイス・ブスカペ


○予想勝者

ルイス・ブスカペ

 足関十段VS小さなノゲイラ、という試合らしいですね。
 足関節にこだわる、という今成正和には結構期待がかかりますが、ブスカペのテクニックの前ではどうかといわれると、一歩劣りそうな気が‥。
 ただ、うまく行けば、今回の試合の中で一番かみ合いそうな気がします。
 結構楽しみです。

○勝者

 ルイス・ブスカペ(予想的中)

○意見

 今回、初めてじっくりとブスカペを見てみたんですが‥‥。確かに、技も顔も「小さなノゲイラ」です。3人目の兄弟です、とか言われても多分気付きません。
 結局、ブスカペのテクニックが今成を上回ったわけですが、五味のように「滅茶苦茶強い!」という雰囲気は感じませんでした。
 五味と大晦日に戦うとか戦わないとか言われてますが‥‥個人的には、ブスカペをもうちょっと武士道で育てて、その上で頂上対決という事で戦わせて欲しいと思います。


■第四試合■
美濃輪育久 vs 上山龍紀


○予想勝者

 美濃輪育久

 上山には、以前の『ショーン・シャークに封殺された』イメージが未だ僕の中に残っています‥。
 ようやくPRIDEで初勝利を上げ、波に乗り始めている美濃輪には勝てないような‥‥。

○勝者

 美濃輪育久(予想的中)

○意見

 まぁ、美濃輪の方が強いというのは分かりましたが、イマイチ波に乗れなかったようで‥。
 美濃輪の立ち位置というのが、PRIDEではまだ微妙ですねぇ。弱くはないけども、取り立てて強くも無い。でも、強烈なキャラが立っているから、いるだけで存在感がある‥‥。次は田村と対戦したいようなので、日本人対決に活路を見出すか?



■第五試合■
藤井軍鶏侍 vs イゴール・ボブチャンチン

○予想勝者
 藤井軍鶏侍

 藤井がビッグチャンスを掴んだのか、ボブチャンチンが都落ちしたのかは定かではありませんが、なにやら考え込んでしまう試合です。
 この頃のボブチャンチンは、豪腕で主導権を奪うという訳ではないので、ガンガン行くだろう軍鶏侍に対して、耐えられないのでは???
 とりあえず、今回は期待込みで藤井軍鶏侍を予想します。


○勝者 

 イゴール・ボブチャンチン(予想外れ)

○意見

 緊張していたのか、全く手が出せず仕舞だった軍鶏侍。そこを一気にボブチャンチンに攻め立てられました。
 体重さえ絞り込めば、まだまだボブチャンチンはいけそうです。出来れば、来年のミドル級GPで見たいです。


■第六試合■
長南亮 vs カーロス・ニュートン

○予想勝者
 長南亮

 微妙に試合展開が予想し辛いこの試合。適当に予想するなら、ニュートンのグランドテクをかわしつつ、長南がペースを取っていけるのでは??

○勝者

 長南亮(予想的中)

○意見

 ニュートンの腕ひしぎを耐え切って、そこから反撃に出た長南。オトコです(笑)。


■第七試合■
桜井“マッハ”速人 vs クラウスレイ・グレイシー

○予想勝者
 桜井“マッハ”速人

 以前、ホドリゴ・グレイシーに微妙な判定負けをを喰らったマッハ。ここで一丁、グレイシー越えを果たして欲しいところです。

○勝者

 クラウスレイ・グレイシー(予想外れ)

○意見

 グラウンドの混戦で、腕を持っていかれてしまあったマッハ。ええ?という驚きでした。マッハのガンガン攻める感じが見られずに、なんだか不完全な試合だったような気がします。
 次の武士道にはマッハの席は用意されているんでしょうか?微妙な感じになってきました。


■第八試合■
五味隆典 vs チャールズ・“クレイジーホース”・ベネット

○予想勝者
 五味隆典

 ついに、武士道のメインを張れる事になった五味。今回も1RKOで、一気に花咲かせて欲しいと思います。
 対戦相手のベネットはKOTCで活躍中のファイターらしいですが‥‥そもそもKOTCのレベルってどれ位なんでしょかね?
 確か、ダン・ボビッシュもKOTCに出ていたとか出ていないとか‥‥まぁ、そこから推して知るべしでしょう。
 とにかく、五味には気持ち良く勝って、大晦日の切符を手に入れて欲しいです。

○勝者

 五味隆典(予想的中)

○意見

 なんだかスッキリしない勝ち方でした。確かにベネットにはアームロックが極まっていたと思いますが、致命的な極まり方ではなかったような‥。ベネットのバネがあれば、十分抜け出せていたはず。
 まぁ、ただ、あのまま試合が続行していても五味の勝利は動かなかったような気はしますが。

 





 さて、今回の的中率は『8試合中5試合的中』。%にすると、62.5%。相変わらず武士道シリーズは予想が難しいです。  で、今までのトータル的中率は、79試合中56試合。%にすると、70.8%!70%ギリギリです‥。

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クール 23回目放送 (通算放送回数73回)

『プロレス≠ファイティング・オペラ』2004年10月14日


 『一番すげぇーのはなぁ、プロレスなんだよ!』(by中邑真輔)

 今、プロレスが迷走している。

 と、何だか深刻な書き出しになってしまったが、別にこんな事は僕が書かなくても、他のサイトなんかで散々書かれているはずだが、ここの所の迷走は目に余るものがある。

 正直言うと、僕はプロレスにそんなに詳しくない。そもそもプロレスに興味を持ったのが、2年ぐらい前で、新日本・全日本・NOAH・ハッスルぐらいしか分からない。そんな僕ですら、目に余ると思っているのだから、長年のファンはさぞやガッカリしている事だろう。

 何故、こんな状態になってしまったのか?10月9日に行われた、新日本プロレスの両国大会を見て、色々考えることがあったので、今回は僕なりの意見をまとめてみたいと思う。

====================

 簡単に言ってしまうなら『プロレスにはテーマが無くなった』からでは無いだろうか?

 今のように、K−1やPRIDEが流行する前までは、プロレスには強烈なテーマがあった。

 『最強』

 この2文字。
 どのスポーツよりもプロレスは強い!という事を、プロレスは声高に叫べたし、又、それを実践してきた。アントニオ猪木が異種格闘技をぶち上げて、世界の格闘家をプロレスのリングに引き上げたのは良い例だろう。
 プロレスのリングに他の格闘技の猛者を呼び寄せ、最後はプロレスが勝利する。そういう半ば強引なプロレス式な最強に彩られて、プロレスは世の中の人気を欲しいままにしていたのだ。


 ところが、K−1やPRIDEが台頭してくると、話は別。
 K−1やPRIDEは最強という事を、本気で*レ指し始めたのである。しかも、プロレスよりも人気を博してしまった。
 こうなると、プロレス式で築いていた最強≠ヘ脆いものである。あっという間に崩れてしまった。

 そして、今まで『プロレスの舞台に他の格闘技選手が上がる』という図式だったのが『他の格闘技イベントにプロレスラーが上がる』とひっくり返ってしまってからのプロレスは更に悲惨である。
 プロレスラーは決して最強ではないという事を、身を持って証明してしまったのである。プロレスハンターと呼ばれるミルコを引き合いに出すまでも無く、プロレスラーの大多数は、実際の格闘技では最強ではなかったのである。
 勿論、中には桜庭や藤田のように、プロレスラー出身でも他の格闘家と互角に渡り合える者もいるにはいる。だが、桜庭にしても藤田にしても、他の格闘技に適応するためにプロレスラーという職業を捨ててしまった。プロレスラーとしての心意気や肩書きは持っていても、現在のプロレス状況には興味がまるでない。

 こんな状況だから、プロレスは迷走しているのではないだろうか?

 新日本のように、K−1やPRIDEと微妙に関係を結びつつ、かつての最強幻想を追い続けるのが正解なのか?全日本やノアのように、『プロレスはプロレス、格闘技は格闘技』と割り切るのが正解なのか?ハッスルのように、最強という概念を捨て、観客に楽しんでもらうプロレスに徹するのが正解なのか?
 各団体は必死になって、答えを模索している。

 しかし、現状では答えは出ていない。

 以前、新日本の中邑がボブ・サップに向かって
 『一番すげぇのはなぁ、プロレスなんだよ!』
 と叫んでいたのが、その象徴のようである。
 一番強い、ではなく、一番すげぇ、という所に哀愁を感じてしまわないだろうか?

 到底今の状況では、プロレスは最強を名乗る事ができないのである。
 なので、僕としては、ハッスルが進んでいる方向性を支持したい。
 確かに、現在のハッスルシリーズはまだまだ未熟である。改善点は山ほどあるはずだが、その方向性には可能性があるはずだ。
 ハッスルシリーズを見て、最強を感じる人はまずいないと思う。妙なコントや、魂胆見え見えの設定、馬鹿馬鹿しい程に着飾ったコスプレ衣装‥‥。
 そこにあるのは、最強では無く、その場限りの娯楽性である。
 誰も、過度な期待をハッスルには求めないし、ハッスルも又、過度な幻想を見る側に押し付けない。
 『最強』という言葉を格闘技に使われてしまった今、プロレスはこのぐらいのレベルが丁度良いのではないだろうか?

 プロレスは今、変わっていかなければいけない時期に差し掛かっている。いや、差し掛かっているといわれ続けて、未だに古い状態が続いているのである。
 奇しくもハッスルシリーズは、自らの事をプロレスとは呼ばない。『ファイティング・オペラ』という名前で呼んでいる。

 そろそろ他の団体も、『ファイティング・オペラ』の要素を取り入れて、新しいプロレスを目指してはいかがだろうか?


 

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クール 24回目放送 (通算放送回数75回)

『合気道の真実を適当に暴く』2004年10月19日


 会場は、日本武道館のような荘厳な建物。
 舞台の中央には、畳が敷かれており、それを取り囲むように観客席が階段状に並んでいる。観客席を陣取るのは、厳しい稽古によって古びた胴衣を着ている、無骨な面々。
 息も詰まるような、厳格な雰囲気。
 『チェイヤァァァァツ!』
 気合一閃!
 舞台では、今まさに1人の若者が声を張り上げ、自分の倍の年齢はあるだろう老人に向かい、飛び掛っていた。
 『‥‥甘いわ』
 口の端に薄っすらを笑みを浮かべ、老人は徐にダラリと脱力していた両手をゆっくりと前に差し出す。
 若者の突き出された拳をすり抜け、老人の右腕は若者の顎に触れた。
 『そりゃ』
 老人が右腕に、僅かな力を籠める。その瞬間、老人の右手首を中心に、グルリと若者の体が宙を舞った。
 派手な音を立て、畳に叩きつけられる若者。若者は、腰の辺りを押さえつつ、苦悶の表情を浮かべ、苦痛に喘いだ。
 『お若いの‥‥力に頼るようでは、まだまだじゃの』
 息一つ切らせず、若者を見下ろす老人の目は、悟りを開いたかのように静かに佇んでいた。
 『これが合気の真髄じゃて‥‥』

====================

 ‥合気道の演武というと、何故だかこんな妄想が広がってきます(笑)。
 まぁ、『グラップラー刃牙』や『餓狼伝』なんかの影響を受けすぎなんですが、とにかく合気道には神秘的なものを感じていました。
 僅かな力で強大な力に打ち勝つ武術。相手の力を自分の力に変えて、攻撃する武術‥‥‥合気道と聞くと、こんな有りえないような力を思い浮かべます。

 そんな合気道の演武会が、近くの区民プラザで行われるとチラシで知りました。しかも無料!これは行かざると得ません。
 という事で、今回は合気道の演武会の観戦レポートです。


 今回の合気道演武会は、大田区区民プラザという場所で行われます。
 2時からという事なので、15分前の1時45分に到着しました。
 受付には、合気道の袴スタイルで何人もの人が待ち受けていました。‥‥正直、少し入り辛い雰囲気をかもし出しています。
 『こんな所に初心者の自分が、興味本位で入っていいものだろうか?』と一瞬ひるんだんですが、人がどんどんと入っているので、それに紛れつつ入場です。
 入り口で、パンフレットを貰い、会場に向かいました。

 会場は意外にも、コンサートホールのような所です。席数は511(と書いてありました)で、豪奢な布が張られています。前の方に目をやると、舞台には緞帳が下り、その横には『司会』と書かれた紙が張ってある、席が1つ。
 まるで、何かのコンサートか講演会のようです。
 呆気に取られて席に座って、周りを見回します。意外にも客層はバラバラです。てっきり、武道家のようなゴツイ大男や、着物を着込み、ただならぬオーラを醸し出している武術の達人ばかりと思っていたですが‥‥全然違いました。
 まるで日曜日ののどかな風景を、そのまま切り取った感じです。小さな子供をあやしながら席に座っている夫婦、孫の手を引いて来ているオバサン、休日で所在なさげな感じでここに来たようなオジサン‥‥年齢は若干高めな人ばかりですが、とにかく一般人です。  僅かに、最前列に豪華なシートカバーが掛けられた特別席がいくつかあり、そこには着物を着込んだ老人が数人いましたが、武術の達人かは見分けが付きませんでした。
 まぁとりあえず、開始までパンフレットを読んでみることに。プログラムによると、今回行われる演武会の項目は、25にも分かれています。
 折角なので、書き出してみましょう(単なる文字数稼ぎという気もしますが‥‥)。

 1、開会の辞
 2、会長挨拶
 3、来賓挨拶
 4、道場長演武
 5、少年部T
 6、自由掛けT
 7、指導者演武T
 8、居合道
 9、少年部U
 10、自由掛けU
 11、師範演武T
 12、合気拳法
 13、武道体操
 14、中学部
 15、指導者演武U
 16、護身技
 17、指導部演武
 18、自由掛けV
 19、杖道
 20、少年部V
 21、師範演武U
 22、指導者演武V
 23、少年部W
 24、会主演武
 25、閉会の辞

 実際の演武は4番の道場長演武から始まりました。
 道場長が披露したのは、1対2の演武。“いきなり、なかなか凄い事見せてくれるじゃないか”と内心興奮しつつ、見ていたのですが‥‥あれ?
 なんだかアッサリな感じです。
 敵役の1人が道場長に組み付きます。すると、道場長がフッっと腕を振ります。と、後方に受身を取りつつ倒れ込む敵役。と、もう1人が同じように組み付き、あっという間に倒されます。
 しかし、不自然です。
 道場長が投げた、というよりも、敵役が自分で飛んでいった、というのが正しいような気がします‥‥。
 “合気道というのは、こういうものなのか?”と疑問符を付けながら、道場長演武を鑑賞しました。
 と、次は少年部になり、ガラリと雰囲気が変わります。
 カワイイ幼稚園ぐらいの子供達が数十人、胴衣姿で舞台にワラワラと登場します。子供達は、受身の練習などを披露します。しかし、驚いたのは、小学生にも満たない子供が、正座する時に、“胴衣の裾をキチンと手で内側に折りたたんで”座っていました。これは多分、袴を履く時(合気道は袴姿が正装のようです)に使う仕草だと思うのですが、それを子供が自然にマスターしているのには驚きました。

 そして、その後、自由掛け(アドリブで合気道をする、という事らしい)や師範演武、指導者演武などを立て続けに鑑賞します。
 で、気付いたことが幾つか。


 1、合気道は円運動である。

 これは、司会者の人が言っていた事でもあるんですが、合気道は基本的に『直線的な攻撃を、円の動きで避ける』ようです。
 良く見ると、大体の受け技に円運動が取り入れられ、円の動きを利用して相手を投げています。


 2、合気道は手首の動きを基本としている

 よく見ると、相手の動きを利用する基点は、どうやら手首にあるようです。手首の辺りを軽く押し引きすると、敵役は成す術も無く倒れこみます。
 確かに、人間の手首はどの方向に曲げても限界点というのがあります。それ以上の角度に曲げられると勿論痛い訳で、反射的に角度を元に戻そうと動きます。多分、合気道はその相手の動きを利用して、色々な技を掛けるのでしょう(と、言っておいて全然違うかもしれませんが)。


 3、意外と攻撃も得意

 合気道はてっきり、相手の力を利用して攻撃を加える“のみ”の武術だと思っていました。
 今回、色々な演武を見ると、足技・正拳などの攻撃技があり、ちょっと驚きです。解説では、『相手に合気の技を掛けるための、布石としての技』と説明されてましたが、人中(唇と鼻の間にある人間の急所)を狙ったりする辺りを見ると、一撃必殺といってもいいような‥‥。


 4、袴姿の女性は案外かわいい

 という事です(笑)。


 とそんなこんなで、最後の演武は会主による演武です。正直、会主というのがどれぐらいの地位にいる人なのかわかりませんが、とにかく凄かったです。この人。
 自分で解説を付けながら演武を行ったのですが、とにかく圧倒されます。
 この人が軽く手を動かすと、相手は緩やかに後方に飛び上がります。しかも、かなり自然な流れです。
 その後、棒を使った合気道も見せてもらいましたが、その使い方もかなり自然でした。  この演武を見れただけで結構お得な気がします。

 正直、たった2時間ちょっとのこの演武会だけで、合気道が分ったとは全く思えませんが、それでも微かな雰囲気のようなものは掴めました。
 日曜を潰してでも、見に行く価値はありました。今回は、大田区の合気道演武会のようで、もしかしたら色々な所で行われているのかもしれません。
 もし、近くでやっていたら行くべきでしょう!
 今の格闘技の流れとは違う、独特な世界を見ることが出来ます!


 

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クール 25回目放送 (通算放送回数79回)

『PRIDE28』適当予想(+結果発表)2004年10月26日(適当予想)
2004年11月3日(結果発表)



 さて、10月も終わりに近付き、寒くなった昨今、皆様はいかがお過ごしでしょうか?僕は大学の同窓会報が届き、親しかった女友達がバリバリ働いているのを見て寒くなりました(笑)。
 自分は、いつまで格闘技の予想なんかしてるんだと(笑)。ミルコがジョシュか?という事で、何を真剣になって考えてるんだと(笑)。
 しかしまぁ‥‥‥予想せざる得ないわけですね、こんなチャンネルを持っている限り(涙)。
 という事で、PRIDE28の全試合予想をいつも通りお送りします!(半ばヤケクソ)

 ■第一試合
 横井宏考 vs ヒース・ヒーリング

 ○予想勝者
 ヒース・ヒーリング

 一般的には「ノゲイラを苦しめた横井」VS「ここの所不調なヒーリング」という感じに見られているこの試合。
 横井が勝つ可能性も十分考えられますが、僕としては「判定にもつれ込んでヒーリング勝利」ではないかと思っています。
 ここはヒーリングの地力に賭けます!」

 ○勝者

 ヒース・ヒーリング(予想的中)


 ○意見

 久し振りに、生きの良いヒーリングを見られました。その点では満足です。
 にしても、横井は動きが雑でした。ヒーリングも雑なので、それに付き合わず、1つ1つ落ち着いていけば勝機はあったのに‥‥。残念。


 ■第二試合
 チェ・ムベ vs ソア・パラレイ

 ○予想勝者
 ソア・パラレイ

 武士道の隠れヒーロー・ムベ様と、未知なる強豪ソア・パラレイ。
 ‥‥正直、展開が読めません(泣)。ただ、パラレイは総合7戦全勝で、しかもKOを狙える実力者のようです。
 今回は、そこ一点に絞ってパラレイ予想としておきます。

 ○勝者

 チェ・ム・ベ(予想外れ)


 ○意見

 有り得ない。
 初期の頃のPRIDEを見たようで、ちょっと嫌な感じがしました。
 ボコボコ殴るパラレイに、ノーガードで立ち向かっていくチェ。で、終り方はチェがするっと上を取って、無防備なパラレイにスリーパー。
 プロレスのように出来すぎた展開。武士道挑戦試合ぐらいでやってください。



 ■第三試合
 ヒカルド・アローナ vs セルゲイ・イグナチェフ

 ○予想勝者
 ヒカルド・アローナ

 ロシアントップチームの強豪、セルゲイ・イグナチェフ‥‥らしいのですが、何者かサッパリです。さすがロシアの秘密主義です。総合の経験すら分らないというのだから‥‥まぁ、総合初心者と考えて間違いないでしょう(短絡的)
 ここはアローナが判定勝負でもいいので退けて欲しい所。何だかんだ言ってアローナは、ミドル級に必要な人材ですから。

 ○勝者

 ヒカルド・アローナ(予想的中)


 ○意見

 テレビでは大幅カットの試合でしたが、ネット情報だとアローナが別人のようにアグレッシブに攻めたようで‥‥
 しっかり見たかったなぁ。まぁ、アローナは次期ミドル級ベルトに挑戦できるんじゃないでしょうか?



 ■第四試合
 エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs ジェームス・トンプソン

 ○予想勝者
 エメリヤーエンコ・アレキサンダー

 前回、ミルコにキレイに負けてしまったアレキサンダー。PRIDEのトップに上りたいならば、ここは絶対に落とせない所でしょう。
 相手のジェームス・トンプソンは、どうやらアレキサンダーよりも体重があるようですが、まぁ、PRIDE慣れしたアレキサンダーには勝てないでしょう。

 ○勝者

 エメリヤーエンコ・アレキサンダー(予想的中)


 ○意見

 ジェームス・トンプソンは意外としっかりした体付きで、良い感じでした。で、アレキサンダーはいつもどおりヌッとしていて、更に不敵で良い感じでした(笑)。
 止めるタイミングが早過ぎたような気がしますが、喧嘩殺法で立ち向かおうとしてたトンプソンに勝ち目は無かったでしょう。



 ■第五試合
 金原弘光 vs アリスター・オーフレイム

 ○予想勝者
 金原弘光

 正直、期待込みでの予想です。
 これからのアリスターを金原が止められるのか?正直、「止められはしないけど、判定になら持ち込める」だと思います。
 ミルコにもフルラウンド持ち堪えたガッツで、アリスターから星を奪い取ってくれ!

 ○勝者

 アリスター・オーフレイム(予想外れ)


 ○意見

 手足のリーチの差は、やはりデカイようでしたね‥‥。
 金原は決して弱いファイターではないと思うんですが‥‥どうも波に乗れてないですね。
 オーフレイムはこのままだと、来年のGPにも出るでしょう。台風の目になってくれるはず。



 ■第六試合
 マーク・ハント vs ダン・ボビッシュ

 ○予想勝者
 マーク・ハント

 さぁ、マーク・ハントにとっての正念場。相手はダン・ボビッシュ。‥‥これはPRIDE側からのボーナスステージだと思うので、勝ってくださいハントさん。


 ○勝者

 マーク・ハント(予想的中)


 ○意見

 何と言うか微妙な試合です。
 マーク・ハントが総合ルールでやると、何でこういう妙な雰囲気になるんでしょうか?(笑)。
 最後に一気に盛り返してハントが勝ったわけですが、どうも強いという印象が無いです。
 ミルコと闘いたいらしいですが、まぁ総合ルールだった時期尚早でしょう。



 ■第七試合
 中村和裕 vs ダン・ヘンダーソン

 ○予想勝者
 ダン・ヘンダーソン

 VSホジェリオ、VSブスタマンチ先生に続く、『両者、地味に強い対決』第3弾です。今度の相手はヘンダーソン。PRIDEにおける、『地味だけど強い』的な元祖です。
 元祖が貫禄を見せて勝つ、という事で今回はヘンダーソンです。


 ○勝者

 ダン・ヘンダーソン(予想的中)


 ○意見

 地味に強いヘンダーソン。今回も地味に勝利をもぎ取って行きました。勝ったのに、来年のGPには地味に欠席してそうで不安です(笑)



 ■第八試合
 ミルコ・クロコップ vs ジョシュ・バーネット

 ○予想勝者
 ミルコ・クロコップ

 ある意味、これがメインマッチ。どの格闘技ページを見ても、この話題で持ちきりです。
 確かに、実力を戻してきたミルコと、常に実力者と言われつつも底力が見えなかったバーネット‥‥2人がぶつかるとなると居ても立ってもいられなくなります(笑)。
 去年のミルコ・ノゲイラ戦のように“立てばミルコ・寝たらバーネット”だとは思います。
 うーん‥‥正直、この試合予想は悩みます。出来れば、バーネットが大物越えをいきなり果たし、ヒョードルあたりに向かって『ツギハ、オマエダ』みたいなアピールをしてくれると痺れるんですが‥‥。
 ただ、バーネットがミルコのスピードに着いて行けるとは思えません。ミルコの足技に翻弄され、ハイキックでKO‥‥が自分の中では妥当な線です。
 今回はミルコ予想でお願いします。


 ○勝者

 ミルコ・クロコップ(予想的中)


 ○意見

 ヘビー級、最後の大物‥‥だったんですが、亜脱臼でタップアプト。
 ミルコレベルのファイターとしらばらく闘っていなかったのが、良くなかったような気がします。
 アクシデント、と見ることもできますが、僕としてはミルコの完勝でOKだと思います。正直、テイクダウンの中で脱臼を起こすようなファイターではPRIDE戦線は戦っていけません。
 新日本という物を背負わず、今度はしっかり準備をこなして、1ファイターとして戦って欲しいです。



 ■第九試合
 ヴァンダレイ・シウバ vs クイントン・ランペイジ・ジャクソン

 ○予想勝者
 ヴァンダレイ・シウバ

 さて、因縁マッチ2NDラウンドです。
 正直、こんな中途半端な位置でヴァンダレイが負けるとは思えません。
 大晦日・来年のミドル級グランプリと続く試合に、やはりシウバは“ミドル級王者”として参加すべきでしょう。
 なんだか、滅茶苦茶な予想かもしれませんが、シウバは『ストーリーを作ってくれる男』だと信じています。こんな所で、終るはずが無い!


 ○勝者

 ヴァンダレイ・シウバ(予想的中)


 ○意見

 今までの経験の差が如実に表れたと試合だと思います。最後の最後まで勝利を信じて闘ったヴァンダレイのバックボーンには、今までPRIDEで闘った経験と揺らぎない自信があったはずです。まだPRIDEの一員としては経験の浅いジャクソンには、それが無かったのでしょう。
 しかし、ロープに倒れ掛かるようなKOシーンは壮絶でした。
 計算しての事ではないはずですが、ヴァンダレイには人々を魅せる何かがあります。
 一番のライバルであるジャクソンを倒したのだから、もはやミドル級には敵はいないはず‥‥。
 大晦日のマッチメイクが楽しみになってきました!





 ○まとめ

 PRIDEGPが異常な盛り上がりを見せた後の興行だったので、パワーダウンは否めない感じでした。
 特に、新人ファイターがこぞって低レベルなのはゲッソリです‥。
 パラレイとかトンプソンとかチェとか‥‥。
 全員、武士道に行け!!

 まぁ、という事で今回の的中率です。
 今回は9試合中7試合的中。%は77.7%。  トータルは、88試合中63試合的中。%は71.5%。さぁ今年一杯は、70%キープ出来るか???


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