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The Innocent TV

格闘技チャンネル

第7クール分放送予定表
第31回 InnocentTV1周年記念企画
『ミルコで語る2004年』
第32回 『様々な総合格闘技への道』
第33回 『深夜のUFC』
第34回 『PRIDE29』適当予想(+結果発表)
第35回 『PRIDE問題を適当に考える(その1)』
過去の放送はこちら

クール 31回目放送 (通算放送回数104回)

InnocentTV1周年記念企画
『ミルコで語る2004年』
2004年1月16日

 InnocentTV一周年!
 という事で、格闘技チャンネルでは2004年の格闘技界(ごく限られた)を振り返ってみたいと思います。
 しかし、ただ起こった出来事を時系列に並べていっても、面白くありません。きっと、様々な格闘技系HPが同じような事をやっているでしょう。
 InnocentTVでは1人の格闘家をピックアップし、その人の一年を通して格闘技界を俯瞰する‥‥という事をやってみたいと思います。
 ではその1人とは誰か??いやもう、そりゃ、あの人に決まってるじゃないですか奥さん(誰?)。

 あけぼ…ミルコです。ミルコ・クロコップです。

 誰がなんと言おうと、今年の格闘技界のMVPはミルコだと、僕は固く信じています。
 という事で今年は、ミルコの1年を通して格闘技界を見てみましょう……。ただ、まぁ当放送局は適当が売りなので、大した事をするつもりは毛頭ありません。気楽に読み飛ばしてもらえると、助かりますですm(__)m。


1月

 俗に言う『大晦日三大興行』が終わり、1月の前半はその余韻覚めやらぬと言った感じでしょうか?視聴率はそれぞれ『Dynamite!(TBS)』が19.5%、『男祭り(フジ)』が12.2%、『イノキボンバイエ(日テレ)』が5.1%。
 格闘技が、大晦日に通用するコンテンツだという事が証明され、各テレビ局はホクホクだったと思います(日本テレビを除く)。

 で、我らがミルコですが、この大晦日興行には結果的に参戦しませんでした。  当初、『ミルコ・クロコップVS高山善廣』という微妙に豪華なカードが組まれましたが、『背中が痛いから大晦日には出ない』という事で欠場しました。おじいちゃんみたいですね。


2月

 PRIDE27(2月1日)、PRIDE武士道其の弐(2月15日)にミルコが連続出場か??
 というニュースが流れたのが、1月のこと。実現すれば、中13日での連続出場で、前代未聞の出来事です。さすがミルコさん、話題を攫ってくれます。
 結局、PRIDE27の結果次第で武士道参戦も有り得る‥‥という事になったのですが、何とこの時ミルコには、格闘技の神だけでは無く、笑の神様まで光臨していました。
 来日の際に、勝負パンツが入ったバッグをロストバゲッジ‥‥。  まぁ、結局勝負パンツは無事届いたのですが、それにしてもミルコは素でも何かやらかしてくれます。

 武士道其の弐は、近場の横浜アリーナで開催されていたので観戦しに行きました。しかとこの目で、ミルコの生勝負パンツを見てきました(笑)。


3月

 曙、陸奥圓明流秘技を習得する。などと、K-1は実に微笑ましい%W開を見せている内に、PRIDEは初のヘビー級GPへの人選をスタートさせていました。  もちろん、ミルコはTOP当選。
 とは言え、実際のGPは4月で、特にこの間にはミルコに動きはありませんでした‥‥。残念。


4月

 ボビー・オロゴンVSホイス・グレイシーという、やはり微笑ましい℃詩が放送される一方で、格闘技界はPRIDEGPへ一気に盛り上がっていきました。
 いやまぁ、PRIDEも、PRIDE弁当発売!なんて変なことしてましたが‥‥(そういえば、PRIDEファイター出演の映画『殴り者』の発表は何時なんでしょうか?)。
 ただ、K-1かPRIDEか?と言われれば、流れは確実にPRIDEに動いていました。
 何せ、ヒョードル・ノゲイラ・我らがミルコの3トップがいて、ヒーリング・ニンジャ・ランデルマン・コールマンなどの中堅どころが脇を固め、未知なる強豪ハリトーノフ・ハッスルキャプテン小川直也も参戦し‥‥と、話題には事欠かないメンバー揃い。話題を攫ってゆきました。

 さて、ミルコはどうなったか?
 格闘技を少しでもご存知の方なら、もうお分かりでしょう。
 4月25日のGP一回戦。相手は、ケビン・ランデルマン。事前の予想では、ランデルマンは噛ませ犬で、ミルコが楽に勝つだろうと予測されていました。PRIDEのオフィシャルページの投票でも、93%VS7%ぐらいで(多分。そのデータがオフィシャルを探しても残ってませんでした‥‥)圧倒的大差でミルコ有利でした。

 が、『何が起こるか分からない』のが格闘技‥。
 ランデルマンの左フック一閃で、ミルコ撃沈。
 優勝候補の一角と言われていたミルコが、瞬く間に敗者へ。
 PRIDEの厳しさを垣間見ました。

 しかし、ただ単に負けるだけではないのがミルコのスゴイ所。次の日には『5月と7月の武士道に出るんで、8月の決勝戦のリザーバーに是非』という仰天要求を突きつけます。
 こんな要求が通ったら、谷川マジックならぬ榊原マジックですが、実際には‥‥と、これは実際に5月・7月・8月で紹介していきたいと思います(思わせぶり)。


5月

 左フックで頭をぶち抜かれ、おまけに顔面にパウンドを数発入れられたミルコ。脳震盪を起したわけで、本来なら休養を取るのが当たり前ですが‥‥PRIDE武士道其の参(VS金原弘光戦)に出場しました。  しかし、頭の打ち所が悪かったのか人格が変貌しています。
 武士道参戦時のVTRで、ランデルマン戦の事について聞かれると

 『人に殴られる痛みを経験したかったんだ‥‥‥んなわけねぇだろ!!』

 と何故か、軽快なノリツッコミを披露します。頭を打って、すっかりキャラが変わったようです。

 試合展開もかなり変則的なものでした。普段は絶対に付き合わないグラウンドにも自ら進んで行き、挙句の果てにはフットスタンプを使う始末‥‥頭の打ち所が悪かったに違いありません。
 結果としては、判定まで縺れ込み、ミルコの判定勝ちとなりました。

 ミルコの調整不足なのか、それとも金原が強かったのか?どちらにしても、ミルコにしてはすっきりとしない試合展開となり、今後の不安を残しました。

 そんな中、K-1が『ROMANEX』という総合イベントをひっそりやっていたのは秘密。


6月

 PRIDEGP2ndRound開催。
 そこにいるはずの、ミルコの姿は無く、彼は悔し涙を流したといいます(適当な予想)。

 

 K-1では曙が、
 『サップに引導を渡すのは自分だ!』などと自由気ままな発言をしたり、『トーナメントで3人連続1ラウンドKOします』などと夢物語を語ったりと、緩やかな時の流れになっています。

 特に、この時期、ミルコは動いていないんですよ、奥さん(だから誰?)。


7月

 PRIDE武士道其の四開催。
 相手は大山峻護。明らかに体格が違う相手に、ミルコが後れを取るわけが無く、1分もしない間に、あっさりKOをもぎ取りました。
 これでミルコ完全復活か‥‥と思いきや、ミルコは

 『コールマン、ランデルマンと戦って、10月のPRIDE28で王者に挑戦したい

 と、驚きのプランを語ります。まぁ、一番驚いたのは、いきなり指名されたコールマンでしょうが‥‥。
 ちなみに、このプランを語ったときのミルコの服装は妙に似合ってません。オレンジ色のシャツを着ていますが‥‥何とも言えない違和感を醸し出しています。

 で、ミルコはPRIDE武士道からPRIDEGPまでの約1ヶ月間、日本に滞在する事になります。存在するだけで、何かしらのネタ話題を振りまいてくれるミルコなので、何かやらかしてくれないか‥‥と思っていると。やっぱりやってくれました。

 『ミルコが“ママチャリ”トレーニング導入

 都内のジムを通うために、何を思ったかママチャリで移動を思い立ったミルコ。メンバーを引き連れて、都内をママチャリで駆け回ったそうです。メンバーはきっと、車で移動したかったに違いないですが、多分、口ごたえしようものならハイキックで蹴り殺されるのでしょう。
 やっぱり、素敵過ぎます。この人。


8月

 世間は、アテネオリンピック一色というこの頃。
 格闘技界では、PRIDEGP決勝戦一色でした(そのはず)。
 ミルコももちろん出場。しかし、リザーバーではなく、ワンマッチで出場です。対戦相手は、エメリヤーエンコ・アレキサンダー。最強皇帝・ヒョードルの弟です。顔、似てないけど。
 ミルコは久しぶりの鮮やかなハイキックでアレキサンダーを仕留め、復活をアピール。ようやく、これでミルコ完全復活です。

 が、肝心のGPの方は、ノーコンテストという最悪の結果に‥‥。優勝者が決まらず、ミルコが描いていた『10月に勝者と挑戦したい』という夢は儚く消えました。


9月

 K-1では、曙に笑の神様が光臨していた9月。
 PRIDEは既に、PRIDE28への動きを開始していました。
 ミルコの青写真では、王者に挑戦するはずだったPRIDE28。
 となると、ミルコはイージーな相手とやるのでは‥‥と思われていた矢先。ジョシュ・バーネットという超大物が参戦決定!
 ミルコとの夢のようなカードが実現し、一気に色めき立ちます。


10月

 PRIDE28
 メインマッチはシウバVSジャクソンだった訳ですが、それ以上に盛り上がっていたのはミルコVSジョシュです。
 負ければ一巻の終わり。勝てばヘビー級王者への道が一気に開かれるという大一番です。
 しかし!
 ここでもミルコはやってくれました。

 『ミルコ、勝負パンツを紛失(2度目)

 こういう大事な時にでも、テンドンを忘れないミルコはやはり笑いのツボを押さえてます。結局、今回はパンツは発見されず、急遽作成したものを履いたようです。
 試合は、ミルコが何をするでもなく、バーネットが肩を脱臼してしまい、たなぼた式にミルコが勝利しました。
 ミルコには、何かが憑いてます‥‥。


11月

 さて、大晦日興行まで、特に話題も無いかなぁ‥‥とボンヤリしていると、
 『ミルコ、プロサッカーリーグの公式戦に出場』というニュースが。遠く離れたクロアチアにいようとも、ミルコはやってくれます。
 詳しく見ると、ミルコはクロアチア2部リーグのチバリア・ヴィンコヴチに入団し、公式戦に、ほんの少しの間、出場した模様。
 警察官・軍人・格闘家・国会議員・映画俳優の次はサッカー選手‥‥。来年あたりは、サップあたりと組んで、どつき漫才でもやってくれるんじゃないかという期待で胸が膨らみます。


12月

 K-1はGP決勝戦が行われ、寒い試合展開になっていた頃。
 『2004年のたったひとつの忘れ物を取りに帰る。』という名台詞をはいたのは、ミルコクロコップ。
 大晦日の男祭りで、唯一黒星を付けられた、ケビン・ランデルマンとの再戦が決定しました。
 この辺りの話題になると、最近の事になるので覚えている方も大勢いるでしょう。なので端折りますが(おい)、ミルコはランデルマンに完勝。
 フロント・チョークという想定外の技で一本を取りました。


 さて、いかがだったでしょうか?
 ミルコの1年を追ってみました。本来なら、試合内容などにも踏み込んでいくべきだとは思いますが、まぁ、それは他のサイトで散々やっていると思うので、ネタになりそうな事柄を拾ってみました。
 ただ、ネタを拾っただけでも、ミルコが八面六臂の活躍をしたのは理解できたと思います。やはり、2004年はミルコの年だったわけです(断言)。

 ミルコの試合だけ異常に『勝ち負けの落差が激しい』かったのが、彼が人気者になった勝因だったと思います。
 他のファイターも、負けたくない気持ちは一緒だとは思いますが、ミルコだけは『負けたら終わり』という緊迫感が常に漂っていました。日本人選手は、ただ日本人というだけでミドル級王者シウバとの試合を組んでもらっていますが、ミルコはただ1人、自他が納得する方法で這い上ってます。
 常に勝ち続けて、ヘビー級の頂を目指す。もしも負けるような事があったら、一からやり直し‥‥そんな無駄とも思える苦しい条件を前に、ミルコは戦ってきたわけです。他のファイターと一線を画します。去年、5連敗したどこかの元横綱さんは、ミルコの爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。

 ミルコのように、常に勝ちに貪欲であり、その姿を観客に魅せつけるファイターが多く出てくれば、今年の格闘技界はもっと活性化するでしょう。

 一体それは誰なのか?
 2006年のInnocentTVで格闘技チャンネルを振り返るときには、その人メインで企画してみたいと思います。

 本当はまだ長々と書きたい事はあるのですが、如何せん1月の18日にはInnocentTV全体を総括したテキストを放送しなくてはならない為、格闘技チャンネルの特別企画はここで終わりたいと思います。

 今年も、様々な格闘技について下らない意見を書いたり、実際に足を運んでレポートを書いてみようと思っているので、なにとぞよろしくお願いします。


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クール 32回目放送 (通算放送回数113回)

『様々な総合格闘技への道』2004年2月10日

 今回は思いつきで始めている放送なので、面白くなかったらご勘弁m(__)m。

 ふと、『総合格闘技に向いている職業とはナンだろうか?』と考えてみた。最近の総合格闘技界は、色々な職業の人が入り混じっている。
 例えば、ボブ・サップは元NFL選手だ。ロン・ウォーターマンは現役の牧師さんである。ミルコ・クロコップは国会議員であるし、大晦日の話題を攫ったボビーは、料理人だ。そして言わずもがな、エメリヤーエンコ・ヒョードルは元熊だ。いや、さすがにこれは嘘だ。
 とにかく、まだまだ総合格闘技に進出できそうな職業というのは、いくらでもあるはずだ。

 最初に僕が思いついたのは『足ツボマッサージ師』だ。
 これはかなり強いはずだ。テレビでしか見たことが無いので実際は分らないが、この職業の人たちは、相手の足をちょっと押すだけで激痛を与える事が出来る。
 これが、格闘技にとって有利じゃないはずはない。
 シュミレーションをしてみよう。
 例えば、総合格闘技界で有名なポジションの1つに『イノキ-アリ状態』というのがある。大雑把に言ってしまうと、一人が仰向け状態で寝ていて、もう一人がその足もに突っ立っているという状態だ。
 一見、起きているほうが遥かに有利に見えるが、実はなかなか手が出し難いポジションなのである。
 だがしかし、足ツボマッサージ師ならどうか?
 話は簡単だ。
 まず寝ているファイターの足首をつかむ。これぐらいは、簡単なはずだろう。そして、間髪いれず足裏をグリグリと押せばよいのだ。
 これで、大概のファイターはギブアップするはずだ。
 ちょっと真剣に考えてみたらどうだろうか。


 ダメージを与えるという点に関していてば、SM嬢あたりもかなり強そうだ。女性なのがネックだが、肉体的・精神的の両方のダメージ与えられる力はデカイ。
 『アンタ、私に本気で勝てるとでも思っているの、このウスノロ!』
 と精神的に傷つけつつ、ハイヒールでグリグリと肉体的ダメージを与えるのである。出来ればムチあたりを持ったほうが本格的だが、さすがにそうなると総合格闘技ではないだろう。
 というか、それ以前に、もしかしたらSM嬢からダメージを受けて、それを愉しむファイターが出てしまうのが問題だ。


 ニューハーフも有効なファイターになるのではないだろうか?とりあえず寝技系の選手として育てるのが良いだろう。
 何せ彼らは、男性と触れ合っていれば幸せなのだから、きっとシツコク粘れるはずだ。
 たとえ、寝技が出来なくともニューハーフには更なる技がある。
 例えば、相手ファイターと取っ組み合いになった時に
 『あら、イイオトコ♪食べちゃいたいぐらいだわ』
 と一言いうだけでOKだ。
 相手ファイターは
 『たたたた、助けてギブギブギブ!』
 とすぐさギブアップ間違いなしである。

 
 接骨医あたりが出場して、関節技というよりは『関節外し技』みたいな物を出してくれると、それはそれで面白いだろうなぁ、と思う。
 相手の腕や指や足を取った途端に、関節を外してしまう事が出来たら、それはそれで脅威である。
 しかも、試合が終ったらすぐさまリングドクターになれるのだから、こんなに都合の良い事はないだろう。


 いきなりここで個人名が出てきてしまうのだが、加藤大という人をご存知だろうか?『世界仰天ニュース』という番組で猛烈なダイエットに成功した、元は200キロを超えた肥満児だ。
 この頃仰天ニュースを見ていないので、最新情報は分らないが、僕が見たときには彼は98キロにまでなっていた。
 200キロオーバーのパワーが、98キロにまで凝縮されているのである。
 これは、まさに格闘技向きではないだろうか?
 4月にPRIDEミドル級グランプリがあるが(93キロ制限)、是非加藤君には体重を落として参加してもらいたい。


 マジシャン辺りも、『ここにあった手が………あれ、消えました?』のように突然手を消したりすると、意外と相手もビックリするかもしれない。
 お笑い芸人は、大袈裟にリアクションをして相手の隙を誘う事が出来るかもしれない。歌舞伎役者あたりには『オメェにこのオレがぁぁぁぁ、あっ、倒せるかぁぁぁ!』と得意の大見得を切ると、相手はびびってタジログだろう。

 こう見ると、総合格闘技への可能性がある職業は結構ある(そうか?)。
 皆さんも色々な可能性を考えてみてはどうだろうか。

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クール 33回目放送 (通算放送回数114回)

『深夜のUFC』2004年2月15日

 PRIDEが、総合格闘技というジャンルをメジャーに押し上げてくれたおかげで、少しずつですが、他の総合格闘技もテレビで見れるようになりました。まぁ、とは言っても深夜枠が当たり前の世界ですが、それでも無いよりは遥かにマシです。

 で、1月13日の深夜に総合格闘技の老舗『UFC(Ultimate Figthing Championship)』が放送されました。PRIDEよりも遥かに歴史のある、本場の総合格闘技が見れるわけです。もちろん、眠い目を擦って見ましたよ、ええ。
 という事で、今回はテレビ東京で流れていたUFC51の感想を適当適度に放送しておきます。
 深夜2時半〜3時半という、人智を超えた時間に放送されていたので、記憶があやふやなんですが、その辺りは目をつぶってくださいm(__)m。


 最初に放送されたのは、船木誠勝。UFCの魅力について語って、何故か話は2000年のVSヒクソン・グレイシー戦になりました。
 『もしヒクソンに簡単に勝てたなら、UFCに挑戦を……と考えてました』
 うーん。微妙なカミングアウトだ(皆、知ってることなのか?)……。
 仮にヒクソンに勝っていたなら、正直UFC参戦どころじゃないだろうと思うのだがどうなんだろう…。

 そう思っていると、歴代のUFCの有名人が登場します。マーク・コールマン、ケビン・ランデルマン、ケン・シャムロック、ドン・フライ、ホイス・グレイシー、バス・ルッテン……うーん、今は殆ど、PRIDEに流れているのが寂しい限りな感じです。
 で、次はUFCジャパントーナメントの、桜庭和志の映像が。
 『プロレスラーはホントウは強いんです』
 という有名なシーンでした。何気に、初めて見たシーンだったので、ちょっと感動です。

 で、次はUFC51が行われたラスベガスの情報がほんの少しだけ。
 ラスベガスでは、UFCの試合が賭けの対象らしいです。確か、K-1のラスベガストーナメントやPRIDEの試合も賭けの対象になったような気がしますが、僕にとっちゃ羨ましい限りです。
 何せ、去年一年間、一円の得にもならないPRIDE予想をジミチにやってましたから……ラスベガスだったら一財産築けていたのかも……(笑)。


 まぁ、それはそれで、テレビでの最初の試合は
 『デビット・テレル(6000ドル+WINボーナス6000)VSエヴァン・ターナー(18000ドル+WINボーナス20000ドル)』(ミドル級王者決定戦)
 です。
 なんか、名前の途中に金額が書いてあるんですが、それはアヤシゲな海外格闘技ページ『FightSports24-7』にUFC51のギャラが書いてあったんで引用しましたものです。正直、これがどこまで信用が置けるかは分らないんですが、まぁ、大幅に違っている事も無いと思うので(僕的には、結構妥当な金額だと思ってます)、何かの参考にすると吉なのです。

 ミドル級王者決定戦という事だったので、さぞや技術のある攻防が……と思ったら、意外とスタンダードな攻防に終ったのがちょっと拍子抜けのする試合でした。
 特に、ターナーがテレルを金網際に追い込んで上からタコ殴りにしている様は、正直、今のPRIDEにはない『野蛮な』雰囲気でした。
 PRIDEを主に見ている自分からすると、ちょっと異様な感じです。

 次の2試合はダイジェスト
 『ニック・ディアス(6000ドル+WINボーナス5000ドル)VSドリュー・フィケット(2000ドル+WINボーナス2000ドル)』
 は、ニック・ディアスのグラウンドパンチでレフェリーストップ。
 『ジャスティン・エイラーズ(5000ドル+WINボーナス5000ドル)VSポール・ブエンテロ(4000ドル+WINボーナス4000ドル)』
 はポール・ブエンテロがスタンド勝負でKO。ダイジェストでは、かなり良い感じです。

 そんなこんなで次の試合は、ヘビー級暫定王者決定戦です。さすがにこれは、ダイジェストじゃなかったのです。
 『ティム・シルビア(40000ドル+WINボーナス40000ドル)VSアンドレイ・オロフスキー(12000ドル+WINボーナス18000ドル)』
 何だか、オロフスキーがひげ面の大男という感じで、いかにも『噛ませ犬キャラ』だったのですが、蓋を開けてみるとヒールホールド一閃でオロフスキー完勝です…。
 しかし正直言って、かなり荒っぽい試合でした。多分、素晴らしい技術の上に成り立ったヒールホールドだとは思うんですけど、それがイマイチ伝わってこないような…。
 まぁ、とりあえずヘビー級のオロフスキーになりました。
 多分、フランク・ミアとベルトを賭けて試合をすると思うんですが……正直、あんまりま興味がなぁ‥…。

 更に3試合がダイジェストが挟まれます。

 『ジェームス・アーヴィン(3000ドル+WINボーナス3000ドル)VSマイク・カイル(3000ドル+WINボーナス3000ドル)』は、マイク・カイルのストレート一発が入ってKO。
 『ピート・セル(2000ドル+WINボーナス2000ドル)VSフィル・バローニ(10000ドル+WINボーナス10000ドル)』は、ピート・セルのギロチンチョークで一本。
 『デビッド・ロワゾー(2000ドル+WINボーナス2000ドル)VSギデオン・レイ(2000ドル+WINボーナス2000ドル)』は、デビット・ロワゾーの1R終了時に勝利。

 ごく個人的な事をここでバラすと、午前3時を回ってきたのでトンデモナイ睡魔が襲ってきました(笑)。
 この3試合は、放送していたのは覚えているのですが、試合内容は微妙に覚えていません……。

 さて、そんなこんなでメインマッチの放送となります。

 『ティト・オーティス(125000ドル+WINボーナス50000ドル)VSビクトー・ベウフォード(110000ドル+WINボーナス40000ドル)』
 です。
 ティト、ビクトー、リデル、クートゥア、の4人がライトヘビー級戦線に踏みとどまって、ベルトがグルグル移動しています。今回はノンタイトル戦ですが、PRIDEミドル級グランプリにも微妙に影響がありそうな(UFC側からも出場予定なので)試合です。

 では試合展開はというと……途中で意識が途切れてしまったんですが(申し訳ないm(__)m)、それまでの試合で判断するならば、『手詰まり感』をちょっとだけ感じました。多分、PRIDE言うところの『ノゲイラVSヒョードル戦』に近いんでしょう。
 お互いの手の内を知り尽くしているようで、積極的に攻めてはいるんですが『ミスをしない戦い』に終始していました。

 結果は、スプリットの判定でティトの勝ち。これでティトあたりが、PRIDEグランプリに出るんでしょうか?ちょいと楽しみです。
 しかしまぁマッチメイクが煮詰まってくると、PRIDEもUFCも似たような感じになるんですね……。


 試合をどうこう言う前に、まずはテレビ東京の編集方法に感謝です。1時間では、カットカットの嵐だろうなぁ、と思っていたら、意外にもツボを抑えた作りで楽しめました。

 ただ、やはり深夜向きの格闘技イベントだなぁ、とシミジミ感じました。日本では余り知られていない格闘家が、八角形の金網リングで殺伐と殴り合っている……という状況は、格闘技ファンしか楽しめないでしょう。
 PRIDEやK-1のように、VTRで煽りに煽りまくれば一般にも響くとは思いますが、それじゃあUFCの味が消されてしまうし……。

 今後、ドカンとUFCが跳ね上がる可能性としては、日本で開催される予定のUFC53でしょう。日本人ファイターが出てくる可能性も十分ありなので、ここでどんな日本人が出てくるのか、PRIDEがどう絡んでくるのか、そしてテレビ東京がどんな放送形態をするのかで、俄然変わってくるはずです。
 とにかく、テレビ東京は地道に頑張って、UFC放送を続けるのが吉なのです。
 当放送局でも今年は、ジミにUFCの日本進出を応援したいと思います。

 ただ……せめて午前1時台での放送をお願いしますm(__)m。
 2時半〜3時半は人智を超えてます(笑)。


おまけ
 UFC観戦とは全く関係ないんですが、意外とファイターのギャラというのは安いですね……。最悪、負けて20万程度しかもらえないファイターもいるわけですから……。
 多分、出場はしたもののそれに掛かったコストを考えると赤字でしょうね。
 ティトやビクトーは1000万クラスですが、それでもその程度です。怪我や何かで引退した場合、1000万クラスを稼いでいても辛いような気がします。
 PRIDEのギャラは、総じてUFCより高いはずです。詳しい事はモチロンわからないんですが、億単位の話もチラホラ聞きます。

 一度、各格闘技団体のギャラを調べてみるのも面白そうな気が……まぁその内やりたいと思います。

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クール 34回目放送 (通算放送回数116回)

『PRIDE29』適当予想(+結果発表)2005年2月19日(適当予想)
2002年2月23日(結果発表)


 さて、2005年のPRIDEシリーズが開始です。
 今年も、地道に試合予想をしつつPRIDEを応援してゆくつもりなので1つよろしく。
 という事で今回はPRIDE29です。グランプリへの怒涛のラッシュの隙間に生まれた、谷間のような興行ですが、それはそれで個人的には興味津々です。
 正直、カゼで調子が悪いのですが、予想だけはしっかりしたつもりなので、ではではどうぞ予想を御覧下さい。

PRIDE29
全試合予想


第1試合
横井宏孝VSマリオ・スペーヒー

■予想勝者
 横井宏孝

 微妙に意図が見えないこの試合。横井に勝たせたいのか、スペーヒーに華を持たせたいのか?それとも、契約が残った2人を単に組み合わせただけなのか?
 どちらが勝ったとしても、大して意味を持たないのがどうも微妙ですが、それでも横井は3連敗は避けたい所。
 スペーヒーの老獪テクを、打撃で打ち破ってもらいたいです。

■勝者
 マリオ・スペーヒー(予想外れ)

■意見
 2人とも、ミドル級の体重に絞ってきたので、一回り小さくなってます。しかし横井は相変わらずのデバラです。  スペーヒーの方が1枚上手だったという結果なんですが、横井は何故雑な攻撃をしてしまうのか?
 まぁ、こんな負け方をしても何気なくミドル級GPに出てそうなのが恐い感じですが。


第2試合
ファブリシオ・ヴェウドゥムVSトム・エリクソン

■予想勝者
 ファブリシオ・ヴェウドゥム

 一般には響かないものの、かなり楽しみな一戦です。
 多分DSE側からすると、『ノゲイラVSコールマン』の再現をさせたいのだと思います。
 ミルコの台頭で、どうも最近はストライカー有利という雰囲気になりつつありますが、ヴェウドゥムにはここでそれを挽回して欲しいところ……とりあえず願望込みでヴェウドゥムに一票。

■勝者
 ファブリシオ・ヴェウドゥム(予想的中)

■意見
 何が悪かったのか、テレビ放送一切無しの仕打ちです。  トム・エリクソンを裸締めで勝ったようです。ミルコの柔術コーチというのは、伊達じゃない、と言ったところでしょうか?  正直、ミドル級がしばらく台頭する中ではなかなか出番が無い感じですが、今年は地道に頑張って欲しいです。


第3試合
金原弘光VSマウリシオ・ショーグン

■予想勝者
 マウリシオ・ショーグン

 未だに目立った成果が無い金原に、次世代型日本人キラーのショーグン。
 正にピッタリな組み合わせなわけですが、活きの良いショーグンには勝てないでしょう……ミドル級への切符を賭けた意味もあるわけだし。

■勝者
 マウリシオ・ショーグン(予想的中)

■意見
 顔に打撃を入れることをまるで意に介していないショーグン。日本人には無い残虐性は、やはり脅威なのです。  ニンジャよりも勢いがあるのは確実で、ミドル級の中心となりそうな雰囲気です。


第4試合
イゴール・ボブチャンチンVS高橋義生

■予想勝者  イゴール・ボブチャンチン

 共に『ミドル級転向組』での第一戦。グランプリに出場するために、絶対に落とせない所です。
 ミドル級に体重を落とし、特になるのは強い打撃を持ったボブチャンチンではないか?と思って今回この予想です。
 正直言って、試合展開があまり読めないのです。

■勝者
 イゴール・ボブチャンチン

■意見
 病人の様な顔は相変わらずですが、ボブチャンチンの打撃速度は速い!  ミドル級に落として正解でしょう。スピードだげが増して、威力がそのままという感じです。
 正直、ボブチャンチンの時代は終ったか……と高を括っていましたが、ひょっとするとという感じの台風の目になってきました。


第5試合
中村和裕VSステファン・レコ

■予想勝者
 中村和裕

 いつの間にかレコは、捨て駒扱いになっています……微妙だぁ。
 多分、十分な練習期間が無いままにレコは出てくるでしょう。
 美濃輪戦と大して違いない結果になるはずです…。

■勝者
 中村和裕(予想的中)

■意見
 “逆日本人キラー”になってしまったレコ。PRIDE本線からは大きく外れてしまった感じです……。武士道決定でしょうか?
 中村は、そつなく勝ちを収めた結果になったんですが、さてGPはハイアンとやるんでしょうか?個人的に中村は、微妙なファイターだと思っているのですが、ハイアンは嫌いなので(笑)、殴り倒してもらいたいです。


第6試合
セルゲイ・ハリトーノフVSチェ・ム・ベ

■予想勝者
 セルゲイ・ハリトーノフ

 ガッツポーズVSフィーバーポーズの勝ちポーズ対決です。
 チェにとっては、試練の一戦。今までのチェは、耐えに耐えて、隙があったら大技を仕掛けて勝つというパターンを繰り返していたわけですが……今回はさすがに、そんな事をしていたら死にます。
 チェが勝つには、積極的に攻めて先手を取るしかなさそうですが、正直鋭い打撃を持っていないチェには、先手を取る要因が無い感じです。
 妥当にハリトーノフでしょう。

■勝者
 セルゲイ・ハリトーノフ(予想的中)

■意見
 ハリトーノフが勝った試合ですが、僕の心を攫ったのはムベ様です(笑)。
 両者が睨みあった時に、突然回り始めるムベ様はヒーローになりました。それにあわせて、顔を動かすハリトーノフもステキです。
 試合自体は、ハリトーノフのワンサイドゲームでしたが、どっちも得したなぁという感じです。


第7試合
田村潔司VSアリエフ・マックモド

■予想勝者
 田村潔司

 土壇場で決まったような、微妙なマッチメイクです。
 田村は未だ、PRIDEでは“外様”の位置です。年齢的に、ずっと外様で終ってしまうような気がします。
 対するアリエフ・マックモドは、アジェルバイジャンのレスリング王者。PRIDEが年末の男祭りで、国際レスリング連盟(FILA)との連携を発表し、その影響がさっそく出たわけです。しかし、アジェルバイジャンて。

 経験則から言えば田村が有利なのは否めませんが、レスリング選手のスタンドの圧力というのも、あながちバカに出来ません。
 ただまぁ、少しでも地の利がある田村が勝つと思います。はい。

■勝者
 田村潔司(予想的中)

■意見
 やたらに動き回るマックモド。動きだけは超一流です……朝昇龍のお兄ちゃんがK-1KOREAに出た時が何故かフラッシュバックされました。
 結局、グタグタの展開で田村が勝ってしまったわけですが、これでは桜庭VS田村という線もあんまり面白くなさそうな……うーんUの系譜はどこまで続くんでしょうか?


第8試合
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラVSアリスター・オーフレイム

■予想勝者  アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ

 アブダビコンバットで、ギロチンだけでオール一本勝ちしてしまったアリスター。これは、寝技対決になるか……と一瞬思ったんですが、さすがにそれは無いでしょう。
 ギロチンというのは、相手を下に組み敷いて、自分の腕を片方、相手に出す必要があるわけです。これは、ホジェリオから言えば、最大のチャンスになるわけで、さすがに寝技ではアリスターが分が悪いのです。
 スタンドで凌いだ後、ホジェリオが隙を突いて一本、かなぁと思ってます。

■勝者
 アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(予想的中)

■意見
 これも見事に完全カットです。
 噂ではグダグダの試合展開だったらしいので、それもまぁ仕方ない感じですが。お兄ちゃんの印象があるので、ホジェリオもかなり強いファイターに思えますが、弟の方には『一本を決める力』が足りないような気がします。まぁ、勝つには勝つんですけどね。
 ミドル級GPにはエントリーされるとは思うんですが、どうなんでしょう?出来ればランペイジやシウバあたりとぶつかって、本当に実力を見てみたい感じです。


第9試合
クイントン・ランペイジ・ジャクソンVSムリーロ・ニンジャ

■予想勝者
 クイントン・ランペイジ・ジャクソン

 試合がどう転んでもおかしくない、かなり楽しみなカードです。
 しばき合いに近い、打撃戦になるのでは?と踏んでますが、意外と精密な攻撃をするランペイジに分があるはず。
 シウバにリベンジを果たすには、ここでは負けられないはず。グランプリへの道筋を、是非作って欲しいのです。

■勝者
 クイントン・ランペイジ・ジャクソン(予想的中)

■意見
 試合展開は別にして、何故ジャクソンが髪を生やしているのかが非常に気になったのは僕だけ?
 壮絶な打撃戦……ではなく、ジャクソンは投げからのグラウンド勝負を狙っていったようなのですが、悉くニンジャに立たれてしまったようで。
 微妙な判定でランペイジが制したようですが、まだランペイジにはムラがあるみたいですねぇ……。


第10試合
ミルコ・クロコップVSマーク・コールマン

■予想勝者
 ミルコ・クロコップ

 正直、個人的には気乗りのしないカードです。
 ミルコにはつつがなく勝ってもらいたい所ですが、だからと言ってコールマンが切り捨てられるのも忍びない感じです。出来れば、ミルコVSヒョードルが終った後なんかに見たいカードでしたね…。
 ミルコのスピードのある打撃に翻弄されてエンド……でしょうね。

■勝者
 ミルコ・クロコップ(予想的中)

■意見
 不覚にも、試合前の映像でちょっと泣きました(笑)。両者とも好きなファイターなので……。
 試合自体は、ミルコがパンチを中心にした試合展開でコールマンを圧倒しました。
 グラウンドに一切付き合わない態度は、PRIDEに出てきた当初のような感じがして凄みがあって良い感じです。
 この状態でヒョードルに挑戦してくれれば、僕としては何も言う事は無しです……ちょっと楽しみになってきました!







 ■全体のまとめ

 谷間の興行、なんて言われていましたが見所は沢山あったような気がします。
 ボブチャンチンやショーグンなどの、ミドル級GPの名脇役の実力が計ることが出来てよろしい感じです。しかし、ボブチャンチンは強いぞ。
 ムベ様は試合外でやってくれました。ああいうユーモアのあるキャラクターも必要だと個人的には思います。
 で、まぁ、メインはミルコなのです。
 これでミルコとヒョードルを隔てる壁はなくなったので、後は頂上対決まっしぐらでしょう。
 さぁ、PRIDE最大の目玉カードはいつ発表になるのか?妄想を膨らませて待ちましょう(笑)

 で、今回の結果発表です。
 今回は10試合中9試合的中で、%は言わずもがな90%。
 上出来!

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クール 35回目放送 (通算放送回数120回)

『PRIDE問題を適当に考える(その1)』2005年3月6日


 PRIDEがゴールデンタイムに放送されるようになり、総合格闘技の知名度というのはグンと上がったような気がする。具体的にどれ位だ!と詰め寄られても僕にはよく分からないが、知り合いの格闘技には詳しくない女性から『ミルコ・クロコップ』という名前がサラリと出てきたのだから、余程の事だろう。

 『PRIDEはこれでしばらくは安泰だな、良かった良かった』
 とニワカ格闘技ファンの僕としては、適当に胸を撫で下ろしていました……が。
 どうも事態はそんな単純な事ではないらしい。最近、PRIDEにも様々な問題があるという事を読み、思わず『……確かにそれはまずい』とPRIDEの関係者でもないのに、一人深く考えてしまったのです。

 という事で、今回から数回に掛けて『PRIDEの問題点を独自の視点で斬りながら、他の問題も探りつつ、清く正しい明るい格闘技の未来を見据えちゃうよ!』というテーマで頑張っていきたいと思います。
 尚、長く取り留めの無い話になりそうなので、飛び飛びで放送したいと思うのでよろしくどうぞ。



 さて、そのPRIDEの問題とは何か?
 僕が見たホームページは『これ』である。前編後編に分かれていて、ボリュームのある読み物なのだが、格闘技ファンは心して読むとよろしい。
 ここでは幾つかの問題が挙げられているか、僕が気になったのは
 『格闘技ブームとは言われているが、人気があるのはK-1、PRIDEだけで、他の団体はマイナスである』『そういうインディーズ団体のファイターが、PRIDEにどんどん向かっている』という2つだ。

 確かに、PRIDEには様々な格闘技団体から選手が流れている。五味隆典は元修斗の人気ファイターで、確か桜井マッハ速人も同じだった。美濃輪育久はパンクラス出身で、近藤有己も同じだ。あぁ、ジョシュ・バーネットも一応パンクラスと言えばパンクラスだ。
 老舗のUFC組となると、もうこれは数限りなくいる訳で、コールマン・ランデルマン・ドンフライなどがいる。バーネットもどちらかと言えば、こちらのカテゴリーに入るのだろうか?
 もう潰れてしまったが、リングスではヒョードル・ノゲイラ・ヘンダーソンというファンには堪らない顔ぶれ。
 もう一つの大団体、K-1からもミルコという超大物を筆頭に、レコ・ハントの二人がやって来た。

 こうしてみると、PRIDEには『純度100%PRIDE産』というべきファイターが少ない事が分かる。
 もちろん、桜庭やシウバなどのPRIDEでワッと人気が出たファイターもいるにはいるが、数は少ない。
 今のPRIDEの主流は『どこかの団体で大活躍→PRIDEで第2の人生を送ってみっか』なのである。

 しかし、ここで疑問が一つ。
 『PRIDEはそこまで様々なファイターの面倒を見れるのか?』
 PRIDEに出たいというファイターは数多くいるだろうが、PRIDEだって全員の面倒は見れないだろう。何せ、試合数という枷がある。PRIDE武士道シリーズが始まり、興業数が飛躍的に上がったとしても、その数には限りがあるのだ。
 PRIDEだけで喰っていけるファイターというのは実際の所、何人ぐらいいるのだろうか?

 とりあえず、話を2004年の一年間に絞って、各ファイターの出場回数を調べてみたので、ごらんあれ。

 ■8回(1名)
 ミルコ・クロコップ

 ■5回(5名)
 エメリヤーエンコ・ヒョードル
 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
 五味隆典
 美濃輪育久
 中村和裕

 ■4回(6名)
 ヴァンダレイ・シウバ
 ケビン・ランデルマン
 チェ・ム・ベ
 ジャイアント・シルバ
 セルゲイ・ハリトーノフ
 ヒース・ヒーリング

 ■3回(8名)
 山本喧久
 桜井“マッハ”速人
 アスエリオ・ショーグン
 戦闘竜
 小川直也
 エメリヤーエンコ・アレキサンダー
 マーク・ハント
 長南亮

 ■2回(22名)
 吉田秀彦
 ムリーロ・ニンジャ
 クイトンン・ランペイジ・ジャクソン
 ダン・ヘンダーソン
 などなど…(余りに多いので略)

 ■1回(58名)
 桜庭和志
 マーク・コールマン
 マリオ・スペーヒー
 ヒカルド・アローナ
 ルーロン・ガードナー
 などなど…(本当に多いので略)

 何とその数ピッタリ100人。
 そして、興行数は10回で、総試合数は91である。

 1回だけ出場、というファイターが多い所を見ると、PRIDEの舞台に連続して立つというのは難しい事が分る。2回までを含めてしまうと、総ファイター数の8割が入ってしまうのだ。
 3回以上になれば、『PRIDEレギュラー』としても良いような感じがする。とりあえず、今回は3回以上を『PRIDE勝ち組』とでもしておこう。
 では、『RPIDE勝ち組』の中に他の団体から2004年に移った人間はどれ程いるだろうか?

 まずは3回目。
 桜井“マッハ”速人は、修斗、DEEPと経てPRIDEへ。輝かしいステップアップという感じがするが、実はPRIDEは本当にパッとしない。1勝2敗。現段階では、PRIDE移籍は失敗だろう。
 長南亮はDEEPから。まだまだ一般には売れていない感じだが、ニュートン、アンデウソンと立て続けに撃破した実績はさすが。今年、ブレイクの年だろうか?
 マーク・ハントはK-1から。移籍には?が付いていたのだが、大晦日でヴァンダレイ・シウバを打ち破る大金星を上げ、全てが肯定された感じだ。

 4回目は該当無し。
 関係は無いが、ヒース・ヒーリングは逆にK-1へ流出してしまった。噂では、PRIDE側から提示された契約金が半額だったのでK-1に移ったそうですが……まぁ、金だけはあるK-1だから。

 5回目。
 美濃輪育久は、正式言えば2003年の大晦日から参戦なのだがオマケ。パンクラスからである。
 勝ち負け以前に、この男は存在感がドンとしている。今年は3勝2敗で勝ち越しも果たしたので、成功だろう。
 五味隆典は一番の成功者のハズ。5戦全勝で、しかも1Rで決めている。見事武士道でメインも張れるようになり、順風満帆という感じだろう。

 さて、こう見ると、他団体から移って成功したのはたった4人である。インディーズ団体だけ、とくくれば更に少ない3人。

 これは、かなり狭き門ではないだろうか?
 しかも、今年は武士道というシリーズが本格的に始動した年で、他団体の人間が入りやすいという状況があっての3人である。今年からは、他団体の人間が入るにしても、かなり厳しい状況だろう。

 つまり、様々な団体からPRIDEに流れてはいるものの、成功するのは1年に総ファイター数の数%という、厳しくも儚いゲンジツが浮き彫りになったのである。

 これは、問題である。
 しかもこの問題をPRIDE内だけで解決するのは、まぁ無理な話だ。一年に総合格闘技イベントを10回行うというのは、それだけで評価できるような事で、これ以上のイベントの増加・試合数の増加は望めないのである。

 となると、考えは自然に
 『インディーズ団体でもない、PRIDEでもない、新しい総合格闘技のイベントはないのかい?』
 という方向性になる。
 ちょっとだけ不自然なような気もするが……なると言ったらなるのである(強引)!

 何故かと言えば、この3月に新たな総合格闘技イベントが2つ立ち上がるからなのだ。僕としては、この2つのイベントがPRIDEの一極集中化を緩和する1つの解決策になるのでは……と、頼もしく思っているのである。

 では、その2つのイベントとは何か……。
 それは次回のお楽しみ♪

 (次回に続く)

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